アロマセラピー学会学術総会「アロマの香りが認知症を予防、改善する」
2019年11月3日(日)〜4日(月)の二日間
第22回JSA日本アロマセラピー学会学術総会に参加してきました。
今年の会場は、アクロス福岡ということで、近くでしたので余すことなく参加することができました、それでも、お時間が重なって聞くことができない講演もあり、盛りだくさんの学術総会でした。
特に私が楽しみにしていました、
認知症の講演
鳥取大学医学部保険学科教授
日本認知症予防学会理事長
浦上克哉先生
早期発見による、患者とは診断されないが、
予備軍と思われる方に対する
保険治療をすることができない、現状において、
アロマテラピーでできる
1、発症予防
2、早期発見、早期治療
3、進行予防
この、どの部分においても
その精油が持つ機能性の高さには再度、注目するべき部分だと感じました。
認知症の予防には、嗅覚だけではなく、聴力の衰えにも早めに対応をする必要があるというお話もあり。
周りにいる方が、気づいてあげることで、少しでも認知症を発症を予防することができます。
今や、7人に1人が認知症となると言われています、誰にとっても人ごとではありません。
嗅覚からの刺激による、脳の活性化、そして、心身の健康をバランスの取ることができるアロマテラピーの包み込む暖かな力に、素晴らし可能性を知る講演でした。
浦上先生の研究により導かれた
朝の活性化する香り(ローズマリー・カンファー&レモン)
夜のこころ穏やかに眠りを誘う香り(ラベンダーアングスティフォリア&オレンジスィート)
共に、取り入れる重要性は体のメカニズムから紐解かれ
活動・安眠の重要性が、脳へとても影響をするのです。
安眠が必要だからと、
すぐに睡眠導入剤を使うのは、
体にとって本末転倒だ!
と、医師である先生が
力強く仰ったことはとても心強く、
先生の
人間が体に備わる力を応援する生活を
患者さんにご提案くださる姿勢に感銘を受けました。
そして、大切なこととして
化学合成した香料は
人間の体に入った場合
長い間吸入を続けると
肝障害になる可能性が高い
本物の精油を使っていただきたい
そのようにお話くださいました。
現在、
保険診療において
精油を処方することの法整備についても検討をされているそうです
こうやって、アロマテラピーの機能性をしる
先生方が少しづつ増えることで
日本においても
漢方薬を処方するように
同じ植物の薬理作用のある芳香成分である
精油が、日本に住む私たちが
保険診療でいただけるようになるのも
近づいていると思います。