【アロマ】精油を料理に使っていいの?

先日頂いた質問。

『精油を料理に使ってる方が居るけど、

 それってどうなんですか?

 粘膜部分には

 精油は使わないほうが良いって

 言ってましたよね?

 火を通せばいいんですか?』

 

これは、私の講座を

受講してくださったことのある方

からのご質問です。

 

私達が使っている精油

厳密には油ではありません。

 

植物油のようにドレッシングの

主な材料として

多量に使ったりできる

ものとは違います。

 

芳香成分と言われる

香りの成分の集合体です。

 

基本、

『油』は

置いておいても揮発しませんが

 

『精油』は

ビンの蓋を開けっ放しにしておくと

 

どんどん香り成分が揮発していって

 

無くなってしまいます。

 

 

そもそもが

精油は食用ではありません。

 

しかし、口にする事が全くないか

というと、そうではありませんが

そこは、しっかりと安全に配慮して

口から取り入れる必要があります。

 

精油は

ベルギーやフランスではお薬として

利用してるものですが。

 

日本では、簡単に手に入る雑貨として

販売がされています。

 

ですが、本来、薬効のあるものです。

 

ハーブとして

そのまま利用していたものを

フレッシュハーブが

手に入らないときにも

その薬効を利用できるようにと

 

そのエッセンスを

濃縮し精油が作られました。

 

その分、

ほんとに少しでいいものです。

 

私達が、精油を口から取り入れる場合

 

こういった

植物油で希釈した精油を

カプセルに閉じ込めて

胃に入ってから溶け出す物。

 

もしくは、

蜂蜜に溶かすことによって希釈し、

穏やかに取り入れるもの。

 

こういう商品は、

安全に精油を

口から取り入れるためのものです。

 

口の中は粘膜ですよね。

粘膜はとっても刺激を受けやすい

薄い部分です。

 

私達が取り扱っている精油は

農薬不検出で

添加物なども一切ない

安全なものではありますが

 

それでも

粘膜へ

凝縮された植物の

エッセンスである

精油をそのまま

飲用することは

基本的に行いません。

 

食べ物への香り付けとして

バニラエッセンス

などが思い浮かぶと思いますが

 

バニラエッセンス

などはアルコール度数の

高いお酒の中に

バニラビーンズを漬け込んで

浸出液を使うものです。

 

芳香分子も精油に比べたら

微々たるものです。

 

それでも、

ケーキやプリンに入れるとしても

全量に2.3滴ですよね。

 

質問者さんに聞いたところによると

そのお料理には

上から掛けていたみたいだと。

 

どれくらい?(量は?)

何を?(刺激の強い精油?弱い精油?)

どんなクオリティの(添加物や農薬は?)

物なのか?

詳しいことはわかりませんでしたが。

 

食べ物に使うというのは

駄目では無いと思いますが。

 

もちろん、

原液で何滴も一つのお皿に

かける

そんな物では無いと思います。

 

もし、専門に学んで無い方が

アロマテラピーをお料理に

簡単に

安全にお使い頂きたい場合は、

 

ハーブォーター(芳香蒸留水)

をオススメ致します。

 

ローズウォーターなんて

お水に少量いれるだけでとっても

幸せな飲み物になります。

 

 

そして、

『精油は火にかけたら

 安全になりますか?』

 

と最後にご質問に

書かれていましたが。

 

いいえ、そんなことはありません。

 

精油は、高温になることで、

もしくは、温度変化が激しく

行われることで

酸化が起きます。

 

酸化することで、

 

刺激が増幅する事が

分かっています。

 

余計に、危険を増す事に

なりますよね。

 

 

個人的には

ローフードスィーツ等

ココナッツオイルなどに

 

少量入れることは

安全だとは感じますが。

 

それも、また自己責任。

 

それをする際にも、しっかりと

凝縮されたエッセンスである精油を

 

むやみに多量しない

薬効があるということは

副作用もあるかもしれない

 

どうしても少量経口したい場合

専門家の方にご相談したほうが

良いと思います。

 

農薬不検出であったり

しっかりと、どこで、いつ

採油されたものであるのか

さかのぼれる

 

安心できるものでなけでは

私は口に入れたく無いと

感じます。

 

皆さんの、アロマライフが

安全で心地よく、ご自分の健康に

プラスになるもので有りますように。